2日間で幕を閉じた、第1回 九州少年軟式野球大会。天候にも恵まれ、九州各県の強豪チームが沖縄で熱戦を繰り広げました。
この時期の沖縄、県内各球場では秋季キャンプが行われたり、2月からのプロ野球春季キャンプに向けて芝の養生や諸準備のために使用できないことが多いのです…。そのような状況で今大会のため、南城市と南風原町が球場を提供して下さいました。感謝の念しかありません!
さて今回は、南風原町「黄金森球場」でのエピソード。アナウンス部の「Kオキ先生」から以下のLINEが送られてきたことから始まりました。
「お疲れ様です!さっき聞いたのですが、この大会のために南風原中が練習時間を割いて黄金の森球場のマウンドを高くして、使いやすいようにセメントも混ぜて作ったようです!かなり感動したので、もし良ければ、HPにお願いします!」
…どのような状況だったのか投稿者のKオキ先生、マウンド整備をした南風原中顧問のY城先生に連絡を入れて確認したところ、以下の状況だったようです…。
黄金森球場は、南風原中学校から歩いて5分。野球部でも月に一度は使用する、「ホームグラウンド」的な存在。そんなホームグラウンドが、なんと九州大会の会場になってしまった。しかし、長く町内外の方々に使用されてきた球場であり、かなり補修や整備が必要だった。
「プレートむき出し」「マウンドが規定よりかなり低い」等々…。
「このままでは九州大会なんて開催できない。」南風原中顧問のY城先生は部員と一緒に黄金森球場の整備に取りかかる。球場管理者である南風原町施設課の担当者は土や資材を準備してくれた。マウンドの低さに関しては、土を固めて落ち着かせるるまで時間がかかるため、土にセメントを混ぜ土台作りを行った。
初めての作業なので、まずは南風原中のマウンドで試した。うまくいく事が確認できたため、黄金森球場のマウンドをみんなでつくった。とのことでした。
11月24日から始まる地区大会に向けての練習時間を削って黄金森球場整備に時間を費やした南風原中ナイン。
たった1日使用するためでも、「他県から来た球児が、最高のパフォーマンスを発揮できるように」。
地元開催をきっかけにいろんな事を学ぶことができた南風原中ナイン。顧問のY城先生に作業の際写真を撮っていないか聞いたところ、早速送って貰いました。
楽しみながら作業している雰囲気。南風原中学校の地元での開催に対する熱い想いが込められた11/9の一コマでした。




沖縄県中体連野球専門部より
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